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書き捨て

遙かなる時空の中で1 頼久とあかねの伏線を探す

内容を多分に含みます。水野十子さんのマンガ

遙かなる時空の中で。ゲームじゃない方です。

 

あまり需要のなさそうな話題。10年も前のマンガを読み返しまくった忘備録のため書きます。たぶん忘れるから。

 

遙か1ではあかねの恋愛面の少なさが物足りなかった。唐突に頼久さんが好きになりすぐ終わった。恋愛ゲームとして他のキャラ好きへの配慮とわかるけど少女マンガ的にあまりにも足りない。

 

全然見当たらなかった恋愛のそこまでの伏線を探した。なんかあったっけ。

頼久側の伏線はまあまあある。わかりにくいけど。性格的に気持ちを抑える方向に向くから。

 

あかねは、ない。伏線がない。なので無理矢理探す。

 

あかね側の伏線。

→まず物忌み。物忌みが大事なのではなく神子殿が大事と恥ずかしい事を言われる。自分でも気づいていない、龍神の力が怖いと思っている事を教えてくれた。

→キス事件。寝ぼけた頼久にキスをされる。ただ、それで頼久を好きになるわけでもないからなんとも言えない。

→天真の告白に応えようとして拒否された際、頼久に気持ちの決着をつけて。人は中途半端では弱くなりますと言われた言葉。

→記憶を失った八葉。その中で頼久が洞窟に付いてきてくれた事。

→洞窟ではぐれて怨霊に襲われて心配した際、自分はそんなに弱い者と思われているのか?と言われ、あかねが自分はいつのまにか頼久を下に見ていたのかと反省。

→記憶が無くても怪我をしても必死に自分を探してくれて、そういうの力だけじゃないのに。と。力に頼るアクラムとの対比に繋がる。

→洞窟で泣いて皆を恋しがった自分と比べ頼久はひとりでも戦い平気だった、強いと思った事。反対に以前惹かれたアクラムの心の弱さに気づく。

→洞窟を出た後、龍神の中にいたあかねを呼び戻した事。

→洞窟を出た後、頼久が誰にも渡したくないと言ったこと。あかねの表情はわからないけど。特別編であかねはしっかり思い出している。

 

あかねが頼久を抱きしめてその人が心の中にいる、とのモノローグで。

私の中にその人の言葉があったから。

言葉ってどれ?

 

→気持ちの決着をおつけ下さい?

→洞窟での馬鹿なことをとか立てますかとか這ってでもとか会話全般?

→神子殿が鬼を弱いと言ったのは力にのみ頼るその心だ?

頼久の言葉だろうけど、どれだかわからなかった。

 

この位かな。伏線というよりは頼久との関わりですね。頼久にドキドキして顔を赤くしたりする事はあまりない。

作者は15巻あたりからあかねの恋愛モード一直線と書いてあったけど、わかりにくい。

 

記憶のある頼久はあかねに優しくて甘くて尊重してくれる。

けど、記憶を失った頼久を見て、記憶に左右されなくても優しくて強い人だとわかった。のかな。頼久の本質を見て好きになったとか?

終盤で神子と八葉じゃない普通の私の目でこの人の姿を見て、とあるので。

コミックスで修正される前雑誌掲載時には

頼久さんて強くて優しい人なんだ。尊敬する。

とあかねのモノローグが入っていたらしい。尊敬だと恋愛感情じゃないから削ったのかな。

 

並べたら伏線と言えなくもないのかな?恋愛ゲーム的配慮なのだと思うけど、あかねの気持ちの変化がわからない。見たかった。終盤と特別編の恋するあかねが可愛いので尚更。

 

 

頼久の伏線。

10巻過ぎても殆ど無い。頼久とくっつく終わりは全く見えない。

他のキャラは時間をかけて関わりとあかねへの恋が描かれているけど頼久はそれまで無い。最後の2〜3巻で急にそれまでの出番の少なさを取り返す。

 

まず、札探しで夢を見るところで始まる。

→夢を見ない頼久があかねに兄の事を話した事で夢が見られる。あかねに感謝。ずっとお守りしたい。側にいたいと思うように。恋愛感情ではない?

→夢を見る際、寝ぼけてキス。あかねに避けられる。落ち込む。許してくれたあかねを自分のような血生臭い人間とは無縁だと思う。

→天真の告白に応えようと失敗して逃げたあかねを思わず倉庫?に隠してしまう。そんな自分に戸惑う。

→その際、あかねのような純粋な普通の少女は自分のような影を負ったものには光るのだ、と。

→天真があかねの誤解を解いていないと聞いて決めるのは天真次第だと助言した際、これ以上天真を裏切る事も・・とあかねへの想いを覗かせる。

 

こう書き出すと頼久の方は読み込んだら割とはっきりあかねが好きになる、なった伏線はある。

天真や永泉のようにストレートには表現されないからわかりにくいけど。

やはりなくも無いのだ。あまりに少ないから探し集めるしかない。

 

頼久の方はキス事件から急にだけど。あかねの側にいつもいる割に少ない。遅い。

 

頼久は洞窟前から断片的に思い出す。ここであかねへの想いが見え隠れする。

→あれは誰に対して思ったのか?

→誰にも。大切に大切に。誰にも渡したくない。

 

頼久の気持ちは13巻からもう決まっていたのだとわかる。結構しっかり話がこの時点で決まっていたのだと感心。

 

終盤記憶が戻って天真から隠した時の激しい本音がやっと明かされるけど、とことん隠してしまうので切ない。

 

こうして書いてみるとやはりあかねの伏線はあるようなないような。読者がわかるのは難しいです。

頼久は割とあるんだな、という感じでした。

 

なぜあかねの伏線がないのか?

 

これは恋愛ゲーム特有のキャラごとのファンがいて、選ばれなかったファンが怒るから。だと思う。

自分もそうだから。

もう終わっていたマンガなので誰とくっつくか見てから買ったくらいだし。

 

作者もネオロマンスは特別なジャンルだと思ったと書いてある。

 

あかねが誰かを好きになったらすぐにエンディングを迎えた方がいいと思い始めたとも。

 

恋愛ゲーム的にキャラごとの話に多くを割き、あかねはゲームではユーザーキャラなので置いといてラストに向けてやっとあかね主体になる。

 

そして結果的に最後まであかねが誰を好きなのかを引っ張り、すぐ終わらせているので頼久ファンには物足りなさと、他キャラファンは最後に発狂なのです。

私も知らなかったら天真だろうと思ったかと。けど、この結末はすごく好きです。普通は天真だろうけど、頼久さんが一番好きだし、遙かなる時空を超えた恋の方が素敵だし。

 

私もそうだし、頼久ファンは多いと思うけど、

友雅、泰明ファンも多い。アクラムなんじゃないかとの話も多い。

アクラムは敵で、仲間の意思を無視するし生贄にまでするのでそれだけはイヤだな、と私は思いましたが。そんな人を好きになったらあかねが嫌いになりそう。

やはり頼久か天真が無難なのではないかと思います。

 

長々と書いたけど2700字ってすごいな。誰も見ないからいいか。ほんとブログで勝手にやれって内容だ。

書いていて楽しかった。