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書き捨て

藤間 麗 黎明のアルカナ 感想:最終巻まで

内容を含みます。

 

最後まで読みました。

全体的には惜しい。少し薄め。アクション描けるといいのに。画力や場面表現が惜しいので全体的に厚みが足りない。

 

感情表現が豊かで心理描写は良く少女マンガらしい良さがある。

惜しいけどナカバの苦しみや足掻く様子が共感出来る。最後まで読みたくなった。ヒロインに魅力がある。

 

ストーリーはロキがナカバと同じアルカナを持つ兄妹だったという最後だけど。

 

途中からナカバとシーザが別れて他の人と結婚したりとやや少女マンガ的には厳しい。けどどちらも体の関係はないのが、ナカバも言っていたが覚悟の割に生ぬるい。そんなの見たくないからいいけどさ。

 

そこからそんなん簡単に出来るか?と疑問が湧いてくる。周りから反対とか慣習とかなんかしがらみあるだろう。

その部分はサラッと流しているので説得力が無い。

 

ナカバが王を脅して遺言で自分に王位を継承するくだりも、そんな簡単にいくかよ、とか。

 

ロキがナカバから王座をくれと言われてあげたのも、そんな簡単にいくかよと思う。

ナカバがあげると言ったって差別されてきた亜人に簡単に王位を継がせるのか?その国。人間追い出して亜人の国に簡単にさせるの?

 

なんか王とナカバ、シーザ、ロキの話し合いだけで簡単に決まる。変なの。

国ってそんなものかよ。

そうなるだけの説得力がないのだ。

 

シーザも王も剣で戦っているけど、護衛も兵もいないのかよ。

剣を使っているシーンも棒立ち姿勢が多い。イマいち。

 

それでもナカバのアルカナを使い苦しみ足掻く葛藤が良く表現されていて最後まで楽しみだった。

ナカバが一貫してシーザだけを愛している姿勢も良かった。

 

ロキは兄だったので恋愛感情は無くて良かった。あったら気持ち悪すぎて。

 

ロキもあんまり好きになれなかった。

同じ刻のアルカナを持っていて始めから全て知っていたというのも

後から知るとバカバカしい。だまされたみたい。

ずっと何かを隠している信用できない男という印象で、あーやっぱりなんでも隠してたんだ、という感想。

 

なのに最後はロキに重点が置かれすぎていて少し不満だった。

ロキが死ぬからそうなったんだろうけど、シーザの重要度当て馬並み。

シーザをもっと大事にカッコよく描いて欲しかったな。最後あんまり何もしていない。

 

アルカナを持つものは長生き出来ない。

短命。そこは解決せず。おそらくナカバも短命なのが切ないですね。

 

最後まで読ませる力はあるけど、惜しい作品です。ヒロインとシーザが魅力的でした。

 

評価5段階あったら、3くらいかな。

面白いと面白くないの半分くらい。Amazonの評価は結構当たってる。バカにならない。ただ個人の好みで合わないのを除けば的を得ている意見も多い。

 

今、暁のヨナを読み始めた。一巻くらい。

けどAmazonのレビュー見たら、薄いという意見が多い。

少女マンガとしては厳しいはじまりだったから面白そうだと思ったけど、これもやはり薄い少女マンガファンタジーなのか?

 

Amazonのレビューで引き合いに出される良作の少女マンガファンタジー

天は赤い河のほとり

ふしぎ遊戯

BASARA

小説だけど十二国記

彩雲国物語

 

が多い。

十二国記天は赤い河のほとりしか読んだ事がない。

BASARAは読んだことが無いけど7SEEDSは読んだ。

確かにどれも薄くない。重たい。

画力がないとか思った事がない。

 

しかし彩雲国物語は薄いと思う。

アニメで十二国記の後に彩雲国物語が始まったので薄く感じて仕方なかった。

 

少女マンガファンタジーでは動いてる人間が描けるか、

場面の描写がきちんと説得力があるのか、これが描けていないものが多くて、古い作品の方が良作が多い。新しいものほどアラが目立つ。普通は逆で進化するものなのに。

人物の顔は進化して綺麗だけど、それ以外が酷い。

 

 

面白ければヘタでも良いが、黎明のアルカナはそういう感じでした。

人物の顔は綺麗で上手でしたよ!